グラフが302ctのダイヤモンドを発表

ダイヤモンド業界ニュース

4月10日、Graff(グラフ)が302.37ctエメラルドカットのダイヤモンド「ザ・グラフ・レセディ・ラ・ロナ」を発表した。TypeⅡa、Dカラー、クラリティーは最高グレード。

https://www.graff.com/famous-diamonds/lesedi-la-rona/

キャンペーン用の写真だけでも、その巨大なスケール感が伝わってくるが、YouTubeに「ザ・グラフ・レセディ・ラ・ロナ」の研磨の様子を撮影した、美しい動画も公開されている。

原石は1,109ct(220g)。史上最大の宝飾用ダイヤモンド原石カリナン3106ctに次ぐ2番目の大きさ。テニスボールの大きさと同じくらい大きさの原石は2015年11月16日にKarowe鉱山(キャロエ鉱山)の地下200mの深さで発見された。翌日には同じ箇所から813ctと374ctの原石が発見されていることから、2000ctあった原石が爆破で割れてしまったのかもしれないとも想像もできる。

原石の発見には、以前紹介したTOMRA(トムラ)のXRT装置ラージダイヤモンドリカバリー(LDR)を使用してキンバーライトの中から発見された。発見当初は、TOMRAのXRT装置LDRは、まだ開発試験段階で、キャロエ鉱山にしか導入されていなかったが、1109ctのレセディ・ラ・ロナ発見はこの技術の絶大な効果を証明するには衝撃的だった。この発見によりLDRの開発に拍車がかかり、今では世界中の鉱山でLDRが稼働し、最近相次ぐ巨大なダイヤモンド原石の発見に大きく貢献している。

巨大なダイヤモンド原石が相次いで発見される理由

レセディ・ラ・ロナという名前だが、ボツワナの公用語のツェナ語で「みんなの光」という意味。SNS等で公募され、2016年2月に発表された。

グラフが、このテニスボールほどの巨大なダイヤモンド原石を落札したのは2016年6月。落札価格は5300万ドル。日本円で約58億円だった。このダイヤモンドを研磨するには数年を有すると言われていたが、グラフもこのダイヤモンドの調査や研磨に18ヶ月以上費やしたと発表している。

レセディ・ラ・ロナは、67個のダイヤモンドに研磨され、最大の物が302.37ctのエメラルドカットとなる。
この302.37ctは「ザ・グラフ・レセディ・ラ・ロナ」と命名され、スクエアのエメラルドカットとしては世界最大の大きさ。グレードはGIAによるとカラーはDカラー。クラリティーは最高グレード。TypeⅡa。
最高グレードを維持しながら300ctの大きさを確保するのは極めて難しく、グラフのエクスパートチームによると、パズルのように複雑なハードルをいくつもクリアーしてたどり着いた最良の結果だったと発表している。

TDE WEBマガジン編集部

 

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