デビアスの親会社アングロ・アメリカンが敵対的買収を受けている。

ダイヤモンド業界ニュース

4月21日の南アフリカ発のニュースによると、デビアス・グループの親会社アングロ・アメリカン(Anglo American)がインドの鉱物王アニル・アガルワル(Anil Agarwal)から敵対的買収を受けていると報道されている。

https://www.idexonline.com/FullArticle?Id=44748

アニル・アガルワルの買収に対する対抗措置として、アングロ・アメリカンは、投資銀行数社モーガンスタンレー、ゴールドマンサックス、センタービューの資金援助を受けて防衛策を行っている。

アニル・アガルワルによるアングロ・アメリカンの敵対的買収は、2006年にも行われており、既に20%のアングロ・アメリカンの株式を保有し、現在筆頭株主となっている。

アングロ・アメリカンとデビアス・グループの関係だが、アングロ・アメリカンは1917年にアーネスト・オッペンハイマーが設立した鉱山会社。1926年にデビアスを買収。その後オッペンハイマーによりデビアスは巨大なダイヤモンド・シンジケートやカルテルを構築するにいたった。

インドの鉱山王、アニル・アガルワルは1954年インド・パトナ市生まれ。
金属スクラップの会社を手始めに、精錬製鉄、製油、鉱山へと事業を広げ、2003年にロンドンでベダンタ・リソーシズ(Vedanta Resources Plc)を設立。ロンドン証券取引所に上場した最初のインド企業となった。ベダンタは、亜鉛、鉛、銀、銅、鉄鉱石、アルミニウム、発電、石油、ガスを主に算出する天然資源コングロマリット。 ベダンタは2006年にアングロ・アメリカンに敵対的買収を挑み、2017年には株式の19%を所有。最大の株主となっている。

鉱山業界だが、今年の2月には、金鉱山会社でも買収の大きな話題があった。

2019年2月、カナダの金鉱山会社で世界最大手のバリック・ゴールドが、同2位の米ニューモント・マイニングに買収を提案している。買収が成功すれば350億ドルの超巨大な金鉱山会社が誕生したわけだが、この買収は成功していない。

鉱山業界では業界再編の波が押し寄せているのかもしれない。

TDE WEBマガジン編集部

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