世界初のダイヤモンドの中にダイヤモンドが入った原石が発見される

ダイヤモンド業界ニュース

ロシアの世界最大のダイヤモンド採掘企業「アルロサ」は4日、極東サハ共和国ニュルバ鉱山で、ダイヤモンド原石の中の空洞に、別の小さなダイヤモンドが入った原石を世界で初めて発見したと発表した。ロシアの伝統的人形「マトリョーシカ」に似ているとされている。

全体で0.62ctで、内部の空洞に0.02ctのダイヤモンド原石が存在する。アルロサでは、同社の研究機関でラマン分光法や赤外線分光法、X線マイクロトモグラフィーなど、いくつかの方法を使用して分析されているが、その形成過程はまだ分かっていない。ダイヤモンドの中にダイヤモンドが動く様子の動画が公開されている。

ALROSA’s Research and Development Geological EnterpriseのOleg Kovalchuk担当副部長によると、「私たちにとって最も興味深いことは、内側と外側のダイヤモンドの間の空間がどのように形成されたかを知ることでした。2つの主な仮説があります。最初の仮説はマントルの鉱物は成長中にダイヤモンドを捕獲したという仮説。もう一つの仮説は、多結晶ダイヤモンド物質の層が超高速成長のためにダイヤモンドの内部に形成され、その後マントルプロセスにより溶解されたという仮説です。私たちが知る限り、世界のダイヤモンド採掘の歴史にはマトリョーシカのようなダイヤモンドはまだありませんでした。自然は何も無い空間を好まないため他の無機物に置き換えられる事が通常ですが、このケースは非常に希な自然の創造物です。」

原石をどのように扱うかは未定。希少な宝石は通常、財務省傘下の機関で保管されるという。

サハ共和国のニュルバ鉱山だが、1930年に現在の場所に集落が築かれ、1950年代には当時のヤクート自治共和国(現在のサハ共和国)西部におけるダイヤモンド鉱山探索の基地となった。1958年からは都市型集落となり、1998年に市となった。サハ共和国の直轄市となっている。Google Mapを見ると鉱山のような物が見られる。

TDE WEBマガジン編集部

 

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