2020年 年頭所感

プレスリリース

新しい年を迎え皆様にご挨拶を申し上げます。
平素はTDEの活動にご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

2019年、TDEは更なる活性化を目指し、新しい役員陣容で「WFDBとの関係促進」、「国内産業への情報発信の強化」を目標に2020年に向けたクラブ全体の成長を図りました。2019年を振り返りますと、世界経済が全般的に勢いを欠くなか、日本経済も足踏み状態から低下傾向に推移しました。特に個人消費は10月の消費税増税の駆け込み需要も期待はずれに終わり、反動によるマイナス影響の方が大きかったように思われます。日本百貨店協会の発表によれば2019年10月の全国百貨店売上高は前年同月比マイナス17.5%、高額品(美術・宝飾・貴金属)はマイナス31.3%、9月までの駆け込みによる売上増を帳消しにするどころか反動を絵に描いたような落ち込みでした。

しかし海外のラグジュアリーブランドは堅調で、ブルーボックスで有名なT社は2019年1月発表の売上高は4,797億円、日本での売上は前年比6.0%増の681億円です。ちなみに同社の2019年8月の決算では前年比マイナス3%とのこと、今後どのようにリカバーするのか興味があります。ジュエリー産業を含めたラグジュアリー業界の今後の成長の成否はデジタルネイティブであるミレニアル世代を筆頭とした若年世代への浸透と積極的な働きかけに成功するかどうかで決まると思います。すでに多くのラグジュアリーブランドが実店舗とオンラインブティックとの両建ての販売実績を作っており、高級腕時計ブランドは正規販売店を減らし、Eブティックに重点を起き始めていると聞きます。低迷するダイヤモンド産業の建て直しもその辺りがヒントになるかもしれません。

TDEは2019年3月香港で開催されたWFDBアジアサミット、9月にドバイで行われたプレジデンツミーティングに参加しました。また、2020年2月28日には京都においてWFDBアジアサミットを開催いたします。

合成ダイヤモンドに関しては中国などアジアで大量に生産、研磨されていることが周知のこととなり、その流通経路が未だ明らかではないものの小売段階での大きな混乱は報告されていません。天然ダイヤモンドとの棲み分けが順調に進むことを期待しております。個人的な見解ですが、何年か先に天然ダイヤモンドの1/10程度の価格にしかならない合成ダイヤモンドをミレニアル世代が婚約指輪として選択するのか甚だ疑問に思います。

ダイヤモンドジュエリーはこれからも人生に潤いと満足を与え続けるものと確信しています。今私たちに求められるのはダイヤモンド取引の透明性と消費者信頼の維持です。

終わりに、本年も引き続きのご支援、ご協力を賜りますよう御願い申し上げるとともに、皆々様にとりまして素晴らしい1年になりますよう心からお祈り申し上げます。

令和2年1月6日
東京ダイヤモンドエクスチェンジクラブ
理事長 岩崎道夫

 

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